気と氣と气

鍼灸の治療を受けたことある人は『気の流れがよくなった』 『気の流れが大事』など言われたことがあるかと思います。また、『元気』『空気』『雰囲気』『天気』『気が利く』など実はみなさん『気』という言葉を日常で使っていますが、『気』と言われてどういったものをイメージしますか?

『気』はもともと『氣』と書きます。中に『米』という字が入ってますが、ご飯を炊いた時、炊飯器から出てくる湯気のようなエネルギーを表します。『气』の部の意味はたなびく雲、湯気のようなものを表しています。

中国ではこの『気の思想』を元に宇宙、生命、自然、あらゆるもの、『全てのものは気でできている』と考えてます。

人体における『気』はとても重要な役割を担っています。よく『元気』といいますが、『原気』ともいいます。『原気』は両親から受け継いだ先天の精(エネルギー)が変化したもので、生命活動の原動力になるものです。この原気が原動力になるものです。この原気が不足すると、病気を生じる原因になります。

また、人体の成長・発育・臓器の活動、体温維持・温度調整・熱産生、外邪(病を引き起こす邪気)からの侵入を防御、体液の漏出を防ぐ、内臓の位置を正常に保持、心肺活動を助けるなど様々は働きがあります。

『気』は目に見えないものですが、生きていくうえでとても重要なエネルギーなのです。

Follow me!