2019年7月6日 / 最終更新日時 : 2019年7月7日 ivyshinkyu 東洋医学 自由と怒り(荘子は風の思想) 怒りという感情はなかなかやっかいな感情です。 仏教では貪瞋痴(とんじんち)という精神状態を三毒といい、人間の克服すべき煩悩の中の煩悩としています。除夜の鐘では108個の煩悩があるとしていますが、それを突き詰めて考えるとす […]
2019年7月5日 / 最終更新日時 : 2021年4月22日 ivyshinkyu 東洋医学 原気を貯蔵する『腎』 生命活動の原動力となる気(エネルギー)は、 『腎』という場所で、貯蔵されています。 『気と氣と气』でお話しした様に、『原気(元気)』は、父母から受け継いだ先天の精が変化したものです。『精』とは、人体を構成し、生命力、生殖 […]
2019年7月4日 / 最終更新日時 : 2021年12月26日 ivyshinkyu 東洋医学 断腸の思いの腸は大腸?小腸? 断腸の思いとは、腸(はらわた)がちぎれるほどの悲しさを表す故事成語ですが、出典は『世説新語』(クリックでWikipediaに移動)の第28篇の黜免篇(チュツメン)の中に出てくる話です。 Wikipediaのリンクで中国語 […]
2019年7月2日 / 最終更新日時 : 2021年4月20日 ivyshinkyu 東洋医学 湿気と身体 梅雨に入り湿気が多くなり、体が重くだるい、下半身の浮腫、食欲不振を感じる方が多いと思います。これらは東洋医学で言うと、気候の気である『湿』の邪気(湿邪)が関係しています。 湿邪は、長夏(夏の終わりの一か月)の主気とされて […]
2019年7月1日 / 最終更新日時 : 2020年3月8日 ivyshinkyu 東洋医学 東洋医学では「臭いは火によって立ち上る」 東洋哲学、東洋医学では万物を五行に配当するということで、実際に様々な五行分類が様々な古典の各所に出てきます。そして、それらを集めたものを五行色体表(ごぎょうしきたいひょう)と呼んでいます。 五行色体表のもととなる古典は、 […]
2019年6月28日 / 最終更新日時 : 2019年6月28日 ivyshinkyu 東洋医学 気候の気と病 東洋医学での健康とは、陰陽・臓腑・気血津液のバランスが平衡・調和がとれていることをいっています。また、自然界の気候の気(六気:風暑湿燥寒火)や身体の内部(感情=七情:怒喜思憂恐悲驚)のバランスが平衡に保たれることで、健康 […]
2019年6月27日 / 最終更新日時 : 2019年6月27日 ivyshinkyu 東洋医学 上善水の如し(じょうぜんみずのごとし) 日本酒の名前にもなっていますが、『老子』の中に出てくる一節です。 水は形がなく、やわらかい物質ですが、ひとたび暴れると洪水になり破壊的な力があります。 柔らかい水が強くなる、『老子』では柔よく剛を制すのように、柔らかさは […]
2019年6月26日 / 最終更新日時 : 2021年12月26日 ivyshinkyu 東洋医学 五行の金は秋の悲しさか実りのうれしさか? 東洋医学では肺と大腸は五行の金に分類されます。それ以外にも金に分類されるのは、西、秋、悲しみ、憂い、皮毛、鼻、辛味などです。共通するのはなんでしょうか? 秋の西の空、夕日が沈んでいく途中で、稲穂が金色に輝く、そんな風景を […]
2019年6月25日 / 最終更新日時 : 2019年6月25日 ivyshinkyu 東洋医学 土星、時代の変化 2017年から星の支配による周期が、日(太陽)から土星へと変わりました。この星の周期は36年周期となっており、それぞれの惑星の特徴が36年間続きます。 2016年までの36年間は太陽の支配による周期で、この太陽の36年間 […]
2019年6月24日 / 最終更新日時 : 2019年6月24日 ivyshinkyu 東洋医学 心と心包 前回十二経絡と暦の関係から考える未来の東洋医学でも少し説明しましたが、東洋医学では五臓六腑として、五臓(肝心脾肺腎)と六腑(胆小腸胃大腸膀胱と三焦)を内臓の中でも重要なものとして定義しました。その後、12か月に合わせるた […]