老化現象『たるみ』

皮膚は、老化とともに張りや弾力を失い、重力によって垂れ下がります。
たるみは老化現象の一つですが、原因は皮膚だけではなく、筋肉や骨も原因の一つなのです。

皮膚は三つの層から構成されてますが、真皮層にある『コラーゲン』や『エラスチン』などの張りと弾力を支えている繊維があります。これらの繊維は、網目状に一定の間隔で配列され、張りと弾力を保っていますが、紫外線による外的刺激やコラーゲンやエラスチンが減少することで、線維が緩み配列が崩れ皮膚がたるんでしまいます。

次に、筋肉の衰えによるものです。お顔には20種類以上の筋肉がついています。
通常、筋肉は骨と骨にくっついており、お顔の筋肉は骨と皮膚にゆるくくっついているため、顔立ちが変わりやすく細かな表情を作ることができます。
そのため、無表情で筋肉を使わなかったり、加齢によって筋肉が衰えてくることによってたるみの原因となります。

最後に骨格の変化によるものです。加齢とともに、骨格は萎縮し小さく細くなります
骨は生成と吸収を繰り返しています。しかし、閉経後は骨の生成に関係しているエストロゲン(女性ホルモン)が減少してしまうため、吸収に対して生成が追いつかなくなってしまいます。その結果、骨量や密度が低下し骨は弱く萎縮します。骨を土台として筋肉や皮膚は付いているので、土台が崩れてしまうと必然的に筋肉や皮膚はたるんでしまうのです。

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