日光と紫外線と赤外線

太陽光をスリット(隙間)から暗室に入光させ、プリズムを通すと虹に分光します。

いわゆるピンク・フロイドの『狂気/The Dark Side Of The Moon』のジャケットデザインのやつです。(ちなみに、このアルバムはマイケルジャクソンの『スリラー』に次いで、世界で2番目に売れているアルバムらしい…。意外だ。)

太陽の光には、あらゆる波長の光が混ざっていて、赤と青と緑の光が混ざると白くなるように、その他の色も混ざって白く見えているわけです。

虹の色を何色と考えるかは文化によって違いがあり、7色としたのは冒頭のプリズムの実験を行った、アイザック・ニュートンです。

日本でも、その流れを受けて、小学校で7色(赤橙黄緑青藍紫:せきとうおうりょくせいらんし)と習うので7色として定着しているようです。

なぜ、ニュートンが7色にしたのかについては、おそらく神秘学的な意味があったと思います。

ニュートンは現代では科学、数学で有名ですが、錬金術、神学についても研究していたからです。

おそらく、音楽のオクターブ(ドレミファソラシ)の7音に合わせて、7色にしたのだと思います。

音楽を基準に考えるというのは、東洋でも古くからあり、中国も2000年ほど前の暦、度量衡については音階が基準となっています。

なぜ、ニュートンは虹と音階を結び付けたのか?

そこにはらせん状の世界を考えていたのではないかと思います。ドレミファソラシドとドから始まり次の高さのドになって無限につながっていく音階と虹の色の相似性を見たのだと思います。

皆さんは虹をみて、色の並び方に不思議さを感じたことはないでしょうか?

赤から始まって、おそらく赤の反対の色は青系な気がするのですが、最後は赤と青が混ざった紫で終わっている。

つまり、虹の7色の端と端の色は対極になっていない。

むしろ、最後は最初の色に近づいて終わっている。

色彩検定など、色について学んだことがある人は色の配置が円形になること(色相環)を知っていると思いますが、その知識がない時代にニュートンはそのことに気づきました。色相環の発明者はニュートンです。

色も音階のようにらせん状に変化していて、人間の目に見える波長(可視光線)が7色に分けられる。そして、人間の目に見えない波長が紫外線と赤外線と呼ばれています。

昆虫などは紫外線が見えるとされていますが、もし人間が紫外線や赤外線を見ることができたらどのように見えるのでしょうか?

音階のようにらせん状になっているとすれば、紫色の先にある紫外線は最初にもどって赤っぽくみえるのではないかと思います。

同じように赤外線は赤の先なので紫っぽくみえるかもしれません。

肉眼の目を超えた、心眼でみるとそのように見えるかもしれません。心眼で見えるようになったら、また報告します。

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