豊かさと病気、そしてお金

東洋医学では、『気』は生命活動の原動力になるものとされており、『気』が充実していれば、内臓や組織(筋肉・骨・血管・皮膚)の働きは活発になり、身体も健康で病気にかかりにくいと言われています。
逆に『気』が不足していると、内臓や組織の活動が低下し、病気にかかりやす、治りにくくなります。

『気』は父母から受け継いだ先天の精食べ物から造られる後天の精に分けられます。そしてその『気』は後天の精によって補充されています。
『気』が充実していると、病気にはかかりにくいですが、その人の物質的豊かさも身体の気に関係するようです。

五行の中に『金』というものがあります。そしてこの『金』は五季(春夏秋冬+長夏)でいう 『秋』に関係しています。
『金』は豊かさを表しており、『秋』は収穫の時期で、大地が実り豊かになります。大地から実ったものを私たちは食べ、その食べたものにより肉体が作られていきます。
食べ物が肉体を作るということは、食べ物を通じて「母なる大地に愛される」ということであり、食べ物が不足することにより病気になるというのは、単純に栄養素の不足だけで起こるのではなく、母なる大地に対する反抗期的な気持ちもあるのではないかと思います。なぜなら昨日の話の禅寺の食事のように、栄養素的には不足しても病気にならない人はならないからです。

母なる大地としての豊かさは=五行の『金』であり、それは食べ物だけでなく、富も表しており、お金にも関係してきます。そして、身体の気とお金の気は相互に影響しているようなのです。

日本語には『借金で首が回らない』という言葉があるように、お金の気と身体の気が相互に影響しているのです。

身体の不調・病気は肉体的・精神的なものが直接の原因として多いですが、さらに根本を探っていくと、お金や運気、仕事のやりがいなども原因として含まれてくるのです。

お金の不安があるので仕事を休めないと思ってハードワークになっている人と、仕事にやりがいがあって楽しくてハードワークになっている人を比べれば、病気になりやすさは全然違ってくると思います。

身体の不調や病気の原因を見つけることも大事ですが、さらに身体以外の原因、奥にひそむ原因を見つけ治療をすることができれば、人は今よりもより良く生きていけるのではないかと思います。そして、奥に潜む原因の一つとしてお金の欠乏感がある場合が結構あるのです。

なので、アイビー鍼灸治療院で気の治療では、お金の気を調整したり、気功の技術でお金の気を入れたりすることが結構あります。そしてそれらの患者さんから、後日、金運が良くなったという生の声を聴くことがたびたびあります。

不思議なことですが、東洋医学的には五行の『金』でつながっていることなのかなと思っています。

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